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バッファローの無線AP「AirStation Proシリーズ」、ローミング支援機能と送信出力自動調整機能を利用可能に

Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6対応の6製品が対象

 株式会社バッファローは11日、法人向け無線LANアクセスポイント「AirStation Proシリーズ」6製品の機能を強化し、最適な電波状況のアクセスポイントへの接続を支援する「ローミング支援機能」と、電波出力を自動調整しアクセスポイント間の電波干渉を最小化する「AP間送信出力自動調整機能」を提供すると発表した。同日公開の新ファームウェアを対象製品に適用することで利用可能になる。

対象製品のひとつ、Wi-Fi 6E対応アクセスポイント「WAPM-AXETR」

 「ローミング支援機能」は、ローミングに関する標準規格IEEE 802.11k/vに対応し、同規格に対応した端末のスムーズなローミングを支援するもの。電波状態が、設定した強度のしきい値を下回る場合に通信を切断してローミングを促す「低RSSI切断機能」にも対応しているため、IEEE 802.11k/vでスムーズにローミングできない場合や、規格に非対応の端末についても、ローミング環境の改善を支援できるとした。

 バッファローでは、PCを持って会議室に移動した際などに、より電波状況が良いアクセスポイントにつながりやすくなり、移動前に接続していたアクセスポイントと接続し続けることで発生する通信速度の低下や、通信が不安定になるトラブルを解消できると、そのメリットを説明している。

ローミング支援機能

 一方の「AP間送信出力自動調整機能」は、複数のアクセスポイントの電波出力を自動的に調整し、アクセスポイント間での電波干渉を最小する機能。従来のような細かな手動調整が必要なくなるため、手軽に利用できる点が特徴で、新規導入時や増設時の設定の手間も削減するとした。

AP間送信出力自動調整機能

 なお対象となる6製品は、以下の通り。

Wi-Fi 6E対応
・WAPM-AXETR
・WAPM-AXETR/Z

Wi-Fi 6対応
・WAPM-AX8R
・WAPM-AX8R/Z
・WAPM-AX4R
・WAPM-AX4R/Z