ニュース

鎌倉市、グループウェア「desknet's NEO」などを採用 煩雑になった庁内業務の見える化を実現

 株式会社ネオジャパンは20日、神奈川県鎌倉市が利用する市区局共通の情報共有基盤として、「desknet's NEO」「ChatLuck」「AppSuite」の3製品が実証実験を終え、本格稼働を開始したと発表した。

 鎌倉市では以前よりグループウェアを利用していたが、長年利用されていた製品は、課の庁内業務に合わせて使用方法がそれぞれカスタマイズされており、課ごとに分かれた使い方や展開が行われていた。このため汎用性が減少し、課をまたいだ横断的なデータの使い方や、抽出が難しい状況を生み、データの統一化・集約が難しい状況にあったという。

 そこで、新たなグループウェアを検討した結果、オンプレミス/クラウドどちらの導入形態にも対応でき、どの形態を選択しても機能の差分がないことなどを評価して、desknet'sNEOの採用を決定した。

 また、アップデートの頻度が高く利用者の意見が反映されやすい環境であること、ビジネスチャットのChatLuckや業務アプリ作成ツールのAppSuiteなど、ほかのアプリケーションと連携できる点なども評価されたとのこと。

 鎌倉市では、こうしてdesknet's NEOを採用したことにより、今まで以上に全体の動きを見える化しやすい環境の構築を行えたほか、課ごとに専用のページを作り、全体周知することで、課の動きを全庁に知らせるといった情報発信も、課主導で行えているという。さらにAppSuiteとの併用により、これまで各課に閉じていたデータを横断的に使用できる可能性も生まれており、さらなる業務効率化が期待できるとした。

 他方、ChatLuckは、これまで庁内の閉じた環境でのみ利用されていたが、インターネットを通じ、外出先でもチャットのログやスケジュールを確認可能になった。市役所の用途を踏まえ、必要な情報だけを中継するサーバーを利用することで、外出先でも安全な環境で職員間コミュニケーションを実現できるとのことだ。