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Sansanのクラウド請求書受領サービス「Bill One」、勘定奉行クラウドとのデータ連携方法を拡充

Bill One上で仕訳したデータを連携可能に

 Sansan株式会社は13日、自社のクラウド請求書受領サービス「Bill One」が、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)のクラウド会計ソフト「勘定奉行クラウド」との連携機能を拡充すると発表した。あわせて、OBCの会計ソフト「勘定奉行11」との連携を新たに開始する。

 Bill Oneは、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化できる、クラウド型の請求書受領サービス。2021年10月には、受領・データ化された請求書情報を基に仕訳データを作成できる機能を追加しており、この仕訳データを各種会計ソフトに連携すると、請求書の受け取りから会計処理までをオンライン上で完結できるようになる。

 今回の連携は、この仕訳機能追加に伴うもので、従来は、Bill Oneで請求書を受領した場合の仕訳作業は勘定奉行クラウド上で行う必要があったが、今後はBill One上で請求書受領・仕訳までを行い、その仕訳データをCSV形式で勘定奉行クラウドへ連携することも可能になる。また、同様のCSV形式での連携を勘定奉行11とも行えるようになった。

 こうした強化により、奉行シリーズの利用者は、仕訳作業をBill One上で行うか、奉行シリーズ上で行うかを選択できるため、その企業にとって最適な業務フローの構築を行えるとのこと。

Bill Oneで請求書の受領・仕訳作成を行い、仕訳データを「勘定奉行クラウド」へCSV連携
Bill Oneで請求書の受領・仕訳作成を行い、仕訳データを「勘定奉行11」へCSV連携

 さらに今後は、CSVを利用した連携ではなく、Bill Oneで受領・仕訳作成を行い、仕訳データを直接「勘定奉行クラウド」へAPI連携できるアップデートも予定している。

 なおBill Oneでは、請求書発行企業と受領企業の取引履歴が蓄積されているため、継続的に取引のある企業に関しては、前回入力した仕訳データを自動で呼び出せ、都度入力は不要になるとのことだ。