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OBCの「勘定奉行クラウド」、Sansanの請求書オンライン受領サービスとAPI連携

デジタル化された請求書データをシームレスに勘定奉行クラウドへと連携可能に

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は4日、クラウド型会計システム「勘定奉行クラウド」が、Sansan株式会社が提供する請求書のオンライン受領サービス「Bill One」と機能連携すると発表した。Bill Oneで受領・デジタル化された請求書データを、シームレスに勘定奉行クラウドへと連携させることが可能になる。

 勘定奉行クラウドは、同社が提供している会計ソフトウェア「勘定奉行」の使いやすさはそのままに、入力の自動化や学習機能などを追加したクラウド型の会計システム。一方のBill Oneは、請求書のオンライン受領と一元管理を可能にするサービスで、クラウド名刺管理サービス「Sansan」で培った、AI・OCR・入力オペレーターを掛け合わせたデータ化技術を用いることにより、受け取った請求書情報を99.9%の精度でデータ化してくれるという。

 今回、この両製品がAPI連携することにより、Bill Oneで受領・データ化された請求書情報やPDFファイルを、勘定奉行クラウドへと自動で反映され、「金額」「日付」「支払先」といった項目や請求書画像を、勘定奉行クラウド上で確認できるようになる。

 また連携されたデータを基に、勘定奉行クラウド内の過去仕訳を学習して、仕訳伝票を自動で生成することも可能になるとした。この連携機能を用いると、経理担当者は、請求書の開封のためにオフィスに出社したり、手入力の工数を割いたりせずに、請求書のオンライン受領が可能になるほか、起票までを半自動で行えるとしている。

 なお、この連携機能を利用するためには、Bill Oneおよび勘定奉行クラウドの契約が必要となる。