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ドコモ・システムズ、白ナンバー事業者向けのアルコールチェックサービスを10月より提供開始

 ドコモ・システムズ株式会社は5日、車両管理サービス「docoですcar」の新ラインアップとして、白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービスの取り扱いを開始すると発表した。同日より、サービスの申込受付を開始している。

 「docoですcar」は、事業者の運行管理業務を総合的に支援するクラウドサービス。その1ラインアップとして、貨物・旅客事業者(緑ナンバー)向けアルコールチェックサービスを2015年から提供開始している。

 今回は道路交通法の改正により、アルコールチェック義務化の対象が白ナンバー事業者にも拡大されたことから、これまでの技術・ノウハウを生かして、白ナンバー事業者に特化したアルコールチェックサービスを新たに提供する。

 その新サービスでは、スマートフォンと連携した携帯型のアルコール検知器を通して、ドライバーが、いつでもどこでもアルコールチェックを実施可能。運転者情報とあわせて、アルコール測定データやドライバーの顔写真をクラウドに送信するため、酒気帯びの有無の確認、アルコール測定時のなりすまし防止に活用できるという。また確認結果は、クラウド上に1年間自動保存される。

 万一、アルコールが検知された場合は、安全運点管理者へのメール通知を即座に行う仕組みとなっており、リアルタイムな状況把握でドライバーの飲酒運転リスクを未然にぼうしするとした。

 さらに安全運転管理者は、インターネットに接続された管理画面を通して、アルコールチェックの結果を一元管理可能。2023年には、「docoですcar」のドライブレコーダーで取得可能な走行履歴や運転診断データとも連携を行えるようにする予定で、ドライバーごとの走行実態とアルコールチェックの実施有無を一元的に把握できるようにするとしている。

 価格(税別)は、スマートフォンアプリの利用料が1IDあたり月額600円、管理画面利用料が1IDあたり月額500円。まずは2022年夏ごろに対応検知器の提供を開始し、アルコールチェックサービス自体は年9月から提供開始となる予定だ。