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ジョイゾー、事業所設置型の機器を利用したアルコールチェック支援サービス

顔認証機能付きアルコール検知器「KAOIRO+」を利用

 株式会社ジョイゾーは8日、道路交通法施行規則の改定に対応したアルコールチェック管理サービス「ちぇっかる」において、LED TOKYO株式会社の顔認証検温機能付きアルコール検知器「KAOIRO+」とkintoneを連携する「デバイス連携エディション」をリリースしたと発表した。

 「ちぇっかる」は、2022年4月の道路交通法施行規則改定に伴って、白ナンバーを所有する事業者でも義務化されることになった、安全運転管理者による運転者のアルコールチェックに関する業務(報告、確認、保存)を支援するためのサービス。

 今回発表されたデバイス連携エディションは、KAOIRO+とkintoneを連携する拠点設置型アルコール検知ソリューションで、マスクを着用したままでも正確に顔認識を行えるKAOIRO+の顔認証機能を用いて、本人を特定するとともに、検査した人物の顔写真と検出結果をリアルタイムでクラウド上に送信することができる。

 こうしてKAOIRO+から登録された検査記録はkintoneのアプリ上に蓄積され、検査記録では、アルコール検知の結果以外にも、体温測定結果や顔写真、検査時間などの情報が自動的に連携される仕組み。なおちぇっかるでは、認証されたユーザー情報とkintoneのユーザー情報とをひも付けることも可能となっている。

 利用例としては、営業担当が営業車両に乗車する前に、KAOIRO+を用いてアルコールチェックを実施するといった用途に利用できるとのこと。KAOIRO+が提示する手順に従うだけで、顔認証機能で従業員を識別し、検温とアルコールチェックを一括で行って、その結果を記録/管理できるとした。

 また改定された道路交通法施行規則では、会社が保有している車だけでなく、自家用車を用いて作業員の送迎や資材運搬を行っている場合もアルコールチェックの対象になるという。この場合は、営業所にKAOIRO+を設置することで、作業現場に作業員を送迎する際、手軽にアルコールチェックを行えるようになるとしている。

 価格(税別)は、月額プランの場合で月額1万7500円、年額プランの場合で年額19万2500円。また実機費用(KAOIRO+の買い取り費用)が29万7000円となっている。