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NTT Com、改正道路交通法に対応した白ナンバー事業者向けのアルコールチェックサービスを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は20日、クラウド型の車両管理サービス「docoですcar」において、改正道路交通法に対応した「白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービス」を同日より提供開始すると発表した。9月28日からは、法人向けパッケージ「ビジネスプラス」での提供も開始される。

 「docoですcar」は、事業者の運行管理業務を総合的に支援するクラウドサービス。その1ラインアップとして、2015年から、貨物・旅客事業者(緑ナンバー)向けにアルコールチェックサービスを提供してきた。

 そうした中で、2022年の改正道路交通法により、アルコールチェック義務化の対象が白ナンバー事業者にも拡大されたことから、これまでの技術・ノウハウを生かし、白ナンバー事業者に特化したアルコールチェックサービスを新たにラインアップしたという。

 その「白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービス」では、携帯型のアルコール検知器を通して、いつでもどこでも測定が可能。検知器とスマートフォンと連携させたアルコール測定データの自動入力やプルダウン型の選択項目により、正確かつ効率的な記録に対応する。なお、確認結果はクラウド上に自動保存(1年間)され、法令対応の条件を満たすとした。

 またアルコールが検知された場合は、安全運転管理者にリアルタイムでアラート通知する仕組みを備えた。さらに検知器には、検知精度の高い電気化学式のものを採用しており、誤作動を極小化した正確な酒気帯び確認が可能としている。

 加えて安全運転管理者は、管理画面を通してアルコールチェック結果を一元管理することが可能だ。アルコールチェック時には顔写真を自動的に撮影しており、その写真もクラウド上で確認できるので、なりすましの抑止にも対応する。

 価格は、スマートフォンアプリ利用料が1IDあたり660円(税込)。課金はユーザー数単位ではなく、契約のスマートフォンアプリ単位の課金となるため、共用スマートフォン端末を利用したアルコールチェックにおいて、コストの最適化が可能とのことだ。