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NEC、ローカル5Gのサービスメニューにセキュリティ対策コンサルティングなどを追加

 日本電気株式会社(以下、NEC)は14日、ローカル5Gのサービスメニューに「セキュリティサービス」メニューを追加するとともに、システムの運用監視や保守をサポートする「マネージドサービス」メニューの対象機器にファイアウォールを追加し、提供を開始した。

 NECでは、企業や自治体などが自営の5Gネットワークを構築して利用する「ローカル5G」を導入するためのサービスとして、ローカル5Gの企画から導入、運用・保守までの各種サービスをトータルで提供している。

ローカル5Gサービス一覧

 新たにセキュリティサービスとして追加したメニューのうち、セキュリティ要件定義コンサルティングは、ローカル5Gシステムを対象にしたセキュリティの要件定義サービスで、これから構築するシステムだけでなく、導入済みのシステムに対してもセキュリティ脅威や対策優先度などを分析した、要件定義書の作成を支援する。これにより、顧客が利用するローカル5Gシステムのセキュリティ脅威を明らかにし、必要なセキュリティ対策を明確にする。

 また、セキュリティアーキテクチャ設計支援として、ローカル5Gのセキュリティ要件定義が完了済み、およびシステムを導入済みの顧客向けに、セキュリティアーキテクチャの設計を支援するサービスを提供する。要件定義を元にした具体的なセキュリティ対策、製品選定、セキュリティ基本設計書作成を支援し、顧客が利用するローカル5Gシステムのセキュリティ対策強化を可能にする。

 マネージドサービスについては、従来提供している「運用サービス」「機器サブスクサービス」に、ファイアウォールを追加。これにより、外部または内部からの意図しない通信や攻撃を遮断することで、顧客の運用監視・保守のセキュリティ対策強化を支援する。