ニュース

アライドテレシス、10GBASE-Tやマルチギガビットに対応したエッジ向けレイヤ3インテリジェントスイッチ2製品

ファンレスながら50℃までの環境に対応可能

AT-x330-10GTX
AT-GS970EMX/10

 アライドテレシス株式会社は26日、レイヤ3インテリジェントエッジスイッチ「AT-x330-10GTX」「AT-GS970EMX/10」を11月29日より提供開始すると発表した。また、両製品に対応する新フィーチャーライセンスも同時に出荷開始する。

 AT-x330-10GTXとAT-GS970EMX/10は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×8と、10GBASE-Tとマルチギガビット(5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T)対応ポート×1、SFP+スロット×1を備えた、ネットワークエッジ向けのレイヤ3インテリジェントスイッチ。10G/マルチギガビットポートにより、メタルケーブルでの10Gbps接続はもちろん、既存のCAT5e配線のままでも2.5Gbps/5Gbps接続によるネットワークの高速化を実現できるほか、SFP+スロットも搭載しているので、光ファイバーによるアップリンクにも対応する。

 またAT-x330-10GTXは、エッジスイッチとして重要なセキュリティ、認証、省エネ機能などのレイヤ2plus機能や、スタティック、RIP、64ルートまでのOSPFルーティング機能を標準でサポートした。さらに、プレミアムライセンス(AT-x330-FL01)により、65ルート以上のOSPFルーティングやダイナミックルーティング、マルチキャストルーティング、ダブルタグVLANなどの機能を追加可能で、エッジスイッチだけでなくディストリビューションスイッチ、小規模ネットワークのコアスイッチなど、幅広い要件へ柔軟に対応できるとのこと。

 価格(税込)は、スイッチ本体が13万9700円、プレミアムライセンスが6万6000円。

 一方のAT-GS970EMX/10も、レイヤ2plus機能に加えて、簡易的なスタティック/ダイナミックルーティング機能を利用でき、さまざまな環境に適用可能。こちらもプレミアムライセンス(AT-GS97EMX-FL01)を追加することで、17ルート以上のOSPFルーティングや、レイヤ2のループ防止・冗長化機能であるEPSRのマスター機能に対応するなど、機能が強化される。

 価格(税込)は、スイッチ本体が11万2200円、プレミアムライセンスが6万6000円。

 なお、アライドテレシス独自のネットワーク管理機能「AMF(Autonomous Management Framework)」は、AT-x330-10GTXが管理される側の「メンバー」、AT-GS970EMX/10がメンバー機能のうちエッジ向けに機能を限定した「エッジメンバー」をサポートした。

 また両製品ともファンレスデザインを採用しており、学校や病院などのように静音性が求められる場所への設置にも適しているほか、機器内部の構成配置等の最適化により、ファンレスながら最大50℃までの周囲動作温度に対応する。