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NSSOLとオラクルが協業、Oracle Alloyを採用したソブリンクラウド・AIサービスを東京と九州で提供
2026年2月3日 10:00
日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)と米Oracle(以下、オラクル)は1月30日、30年以上にわたるパートナーシップのさらなる強化に向けて、クラウド上のデータを国内で運用・管理するソブリンクラウドおよびAIのサービス提供において協業を開始すると発表した。
NSSOLは、東京および九州のデータセンターに「Oracle Alloy」を導入して、提供するマネージドクラウドサービス「absonne」を刷新し、次期サービスとして2026年度下期の提供開始を予定する。東京に加えて、日本製鉄ゆかりの地である九州においてもハイパースケーラーのクラウドサービスを提供する。
Oracle Alloyの導入によって刷新されるabsonneの次期サービスでは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が提供する「Oracle Autonomous AI Database」をはじめとする、200以上のクラウドおよびAIサービスを活用することで、日本企業のデータ主権要件に対応し、運用および管理を日本国内で完結できるソブリンクラウド環境を顧客に提供する。また、NSSOLが強みとする運用サービス「emerald」、サイバー攻撃対策「NSSIRIUS」、コンサルティングサービス「xSource」などをOracle Alloyに最適化し、オプションメニューとして提供する。
パブリッククラウドの俊敏性を持ちながら、運用・管理を自社(国内)で行うOracle Alloyを採用することで、日本企業のデータ主権への対応を支援する。また、OCIは他社のパブリッククラウドサービスと比較して価格優位性を持ち、コスト削減も併せて実現するとしている。
18年にわたって多様な業種のミッションクリティカルなシステムを運用してきたabsonneの実績と、数多くの基幹システムのクラウド移行実績を有するOCIの機能を生かし、エンタープライズ基準の運用をNSSOLが提供する。また、運用標準化・自動化を実現するソリューションのemeraldを標準装備し、運用コスト削減に貢献する。emeraldへの運用アウトソースにより、顧客のIT人材をDX推進など付加価値の高い業務へのシフトを促す。
機密データを安全に管理できる信頼性の高いAIデータレイクハウス、「Oracle Autonomous AI Database」や「OCI AI Agent Platform」をはじめとする最新テクノロジー、業務基幹システムとの透過的な連携など、エンタープライズのAI活用に必要なサービスを包括的に提供する。従来の機械学習やデータ分析、生成AI/RAG活用だけでなく、高度・複雑化するAIエージェントを支える統合AI基盤として、最適な環境を実現する。
さらに、企業専任のセキュリティ専門家(SAM:セキュリティアカウントマネージャー)が率いるチームが、平時から対策を講じることで被害を最小化するNSSIRIUSを、オプションで提供する。同オプションでは、absonneに限らず顧客のシステム環境全体の包括的なセキュリティ対策を実現する。
NSSOLは「Make IT Sustainable」をスローガンに掲げ、これまでオラクルのデータベースやミドルウェア、OCIなどの設計・構築、移行、運用・保守を一貫して提供してきた技術力と、NSSOLの強みであるIT運用・セキュリティ・DX推進・AI活用などをトータルで提供することで、顧客の複雑化したITインフラ環境を最適化し、継続的な安定稼働を実現するとしている。
