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インテック、製造・金融業などに向け「ローカルLLM導入支援」を開始 最短1カ月でセキュアな生成AI環境を構築
2026年2月2日 12:46
株式会社インテックは1月29日、生成AIの導入や活用を検討している企業に向けて、オンプレミス環境で生成AIを活用できるローカルLLM(大規模言語モデル)の導入支援を開始すると発表した。クラウドを介さずに稼働するLLMをオンプレミス環境に最短1カ月で構築し、機密情報を扱う業務においても生成AIの組織的な活用を可能にするという。
今回発表されたのは、生成AIの導入や活用を検討しているものの、セキュリティや効果、コストが不透明で活用に踏み切れない製造業や金融業などの企業を対象に、オンプレミスや閉域ネットワーク内で稼働可能なローカルLLM環境を提供するサービス。
一般的なクラウドLLMを業務に適用する場合、クラウド上に社内情報を連携・保管する必要があるが、ローカルLLMでは、自社環境内に保管された情報を参照するため、外部と通信することなく回答を生成できる。これにより、企業は機密情報や個人情報を保護しながら生成AIを活用でき、情報漏えいリスクが低減されるとした。
さらに、さまざまな領域でインフラ構築の経験を持つインテックのSIスタッフが、企業の環境に適した構築・運用をトータルにサポートすることで、高いセキュリティレベルを維持した生成AI活用が実現するとしている。
サービスでは、LLMモデル本体の提供に加え、ローコードワークフローツールやRAG(検索拡張生成)機能など、プログラム開発の知識がない担当者でも簡単に設定できる環境を導入する。この環境では、クラウドLLMでは困難なモデルや環境バージョンのユーザー制御が可能で、業務プロセスやデータ環境に合わせた柔軟なカスタマイズと多様なユースケースに対応するという。
加えて、導入規模を限定した短期間で構築できるPoC(概念実証)環境を提供するため、リスクを最小限に抑えたスモールスタートが可能。企業要件や現場環境に応じた柔軟な環境調整が行えることから、実業務を通した活用効果の検証に集中し、本格導入前の精度の高い意思決定を後押しする。また、クラウドLLMのような利用頻度やデータ量増加に伴う従量課金が発生する利用モデルではないため、予算策定や経営判断における不安も解消するとのこと。
効果検証後は、GPUサーバーの増設や処理能力の拡張、データセンターやネットワークを含めたインフラ全体の設計・構築へと段階的に拡張でき、インフラ基盤をワンストップで提供することにより、企業の生成AI活用フェーズに合わせた持続的な価値創出に貢献する。
参考価格は500万円からで、初期導入費用は別途見積もり。インテックはローカルLLMの導入支援について、2026年度までに売上高3億円、2028年度までには累積売上高12億円の達成を目標としている。

