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アライドテレシス、PoE++に対応したレイヤ3・マルチギガビットスイッチ「AT-x530DP-28GHXm」

ポートあたり60W、装置全体では最大1480Wまでの給電に対応

AT-x530DP-28GHXm

 アライドテレシス株式会社は17日、PoE++給電対応のアドバンスド・レイヤ3スイッチ「AT-x530DP-28GHXm」を5月17日より出荷開始すると発表した。価格は58万3000円(税込)から。

 AT-x530DP-28GHXmは、ポートあたり最大60WのPoE++給電に対応したレイヤ3スイッチ。スイッチ全体では最大1480Wの大容量給電に対応しており、ネットワークカメラやセンサー、LED照明など、大容量給電を必要とするIoTデバイス、あるいはWi-Fi 6アクセスポイントなどへの安定した給電が可能という。

 インターフェイスは、2.5G/5GBASE-Tと1000BASE-T/100BASE-TXに対応したマルチギガビットポート×4、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×20の各ポートがPoE++給電に対応。SFP+スロット×4も搭載する。

 また最大65℃の動作温度に対応し、アライドテレシスの「AT-IE340L-18GP」など、同じ動作温度に対応するスイッチと組み合わせることにより、工場など、過酷な環境下で利用される産業用ネットワークのコアスイッチとしても適しているとした。

 電源はホットスワッパブル冗長電源に対応し、電源を入れたままでもケーブルや部品の交換が可能。万一、1つの電源が止まってしまった場合でも別の電源が動作しつづけるため、高い可用性を備えている。

 加えて、ネットワーク管理機能「Vista Manager mini」も内蔵しているので、無線LANアクセスポイントの電波出力やチャンネルを自律的に調整する「AWC」のコントローラとして利用したり、LANのトポロジーマップやヒートマップを用いて直感的な管理を行ったりすることも可能だ。

 価格(税込)は、本体が58万3000円。電源ユニットは別売で、AC電源ユニットが7万2600円から、DC電源ユニットが25万1020円から。