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アライドテレシス、PoE++給電やマルチギガビットに対応したインテリジェント・スタッカブルスイッチ「AT-x530DP-52GHXm」

AT-x530DP-52GHXm

 アライドテレシス株式会社は29日、PoE++対応のマルチギガビット(2.5G/5GBASE-T)スイッチ「AT-x530DP-52GHXm」を、3月30日より出荷開始すると発表した。価格は79万2000円(税込)から。

 「AT-x530DP-52GHXm」は、5G/2.5GBASE-T、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応した8ポートと、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×40ポート、SFP+スロット×4を備えるインテリジェント・スタッカブルスイッチで、マルチギガビット対応ポートを含む24ポートがポートあたり最大60WのPoE++給電に、残りの24ポートがポートあたり最大30WのPoE+給電に対応しており、装置全体では最大1480Wの大容量PoE給電が可能。センサーやLED照明などのIoTデバイス、Wi-Fi 6アクセスポイントなど、従来よりも大きな給電容量を必要とする装置へ安定した給電を行えるため、PoE給電を集約するエッジスイッチとして利用できる。

 また、ホットスワップ可能な冗長電源を搭載でき、電源を入れたままでもケーブルや部品の交換が可能なだけでなく、万一1つの電源が壊れた場合でも、もう1つの電源が動作するため、装置自体は継続して稼働するとのこと。加えて、最大65℃の動作温度に対応しており、工場など高温になる環境下における、産業用ネットワーク構築のためのコアスイッチにも適しているとした。

 このほか、ネットワーク統合管理ソリューション「Vista Manager mini」を内蔵しているため、小規模ネットワークを構築するコアスイッチとしても利用可能。なおVista Manager miniでは、LANのトポロジーマップを表示してわかりやすく管理できるので、ネットワークに関する詳しい知識がなくても、直観的なネットワーク管理を行える。さらに、無線LANアクセスポイントの電波出力や接続構成を認識し、自動で調整するAWC(Autonomous Wave Control)のコントローラとしても利用できる。