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テラスカイがクラウドグループウェア「mitoco V15.0」提供、通知表示やメンションなどを改善

Salesforce画面でワークフローが完結するコンポーネントも

 株式会社テラスカイは28日、Salesforceと連携するグループウェア「mitoco」において、新版「同 V15.0」を提供開始すると発表した。

 mitocoは、Salesforceとの連携を意識して作られたクラウド型グループウェア。顧客情報を管理するSalesforceとグループウェアを統合し、1つのプラットフォーム上でビジネスに関するさまざまなコミュニケーションを統合できるため、情報の一元化を実現するという。

 今回の新版では、まず、mitoco通知の表示を改善した。従来のmitoco通知では、バッジで通知の未読数を表示していたが、通知を既読にするためには1件ずつ既読にする必要があったため、未読の既読がたまってしまい、新規の通知に気付きにくかったという。そこで新版では、バッジで通知の未読数は表示せず、確認していない通知がある場合にバッジが表示されるようになる。なお、このバッジは通知一覧を開くことで消えるとのこと。

mitocoからの通知表示

 また、トーク、掲示板、ワークフローのチャットにおけるメンション時の操作性も改善された。これにより、複数人へのメンションを容易に指定可能になったほか、メンション先が25人以下の場合、全員のメンションをまとめて追加できるようにしている。

メンション時の表示

 さらに、Salesforce標準のLightning Experience(LEX)のレコード詳細ページに配置し、申請承認を可能にするmitocoワークフローの部品を提供する。カスタマイズしたレコード詳細ページにて、レコードの内容を確認しつつ申請や承認を行えるだけでなく、mitoco通知や一覧画面からレコード詳細ページに直接遷移する設定も可能になったため、Salesforceをベースに業務進行する企業、ワークフローを多用する業務担当者の利便性が向上する。

Salesforce標準画面でのワークフローコンポーネント

 このほか、カレンダーにおいて、任命先が自分以外の場合のユーザー名およびメッセージの色を、赤色から黒色に変更。ワンクリックで任命先を自分に変更できる機能も追加されている。

カレンダーの任命先表示