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化学メーカーのトクヤマ、Salesforceやmitocoを中核に脱Notesプロジェクトを実施

 株式会社テラスカイは22日、株式会社トクヤマが脱Notesプロジェクトにおいて、テラスカイのグループウェア「mitoco」と、Salesforceの画面をノンプログラミングで開発できる「SkyVisualEditor」を採用したと発表した。トクヤマではこれにより、20年以上運用した営業オブジェクトのSalesforceへの移行を実施したという。

 化学メーカーであるトクヤマでは、CRM活用のため、2018年にSalesforceを導入。同時に、その20年前に導入したNotesのリプレース先としても検討を進めたものの、各営業部門が自由に開発したNotesシステムの代替としては柔軟さと機能が足らず、またSalesforceを全社員で利用していないことから、情報共有プラットフォームとしての利用には至らなかったとのこと。

 その一方で、NotesおよびSalesforceのカレンダー機能の補完用に、2018年からmitocoを試験運用していたが、トクヤマは、mitocoはSalesforceのライセンスの有無にかかわらず、スケジュールを社員同士で共有し、取引先責任者を活用したワークフローが利用できる点に着目。Notesの移行先としてSalesforceとmitocoを主軸に検討を重ね、2020年よりテラスカイをパートナーに移行プロジェクトを開始した。

 mitocoのワークフローは、閲覧メンバーを管理でき、設定もしやすいといった特徴を持つが、トクヤマはこうした点に加えて、会社で使用している他グループウェアのカレンダーと双方向連携できる点や、カレンダー、ワークフロー、掲示板など複数機能がそろっている点、モバイルアプリが提供されており、情報共有や業務が円滑に進められる点など、グループウェアとしての機能が充実していることも評価したという。

 さらに、Salesforceの画面を自由に変更でき、ユーザビリティを向上可能なSkyVisualEditorを活用。これにより、mitocoワークフローとの組み合わせで帳票の電子化を推進し、ペーパーレス化に貢献したとしている。

 なお移行プロジェクトは2022年3月に完了しており、2022年8月現在、Salesforce、mitoco、SkyVisualEditorを本番運用しているとのことだ。