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平林建設が法人向けビジネスチャット「LINE WORKS」採用、LINEからの乗り換えで業務を効率化

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は24日、平林建設株式会社が、法人向けビジネスチャット「LINE WORKS」を導入したと発表した。

 JA指定工事店として、農業用倉庫、プレハブ直売所など千葉県内の農家を支援する平林建設では、これまで、従業員にLINEアカウントを設定したスマートフォンを貸与し、トークルームでの連絡と書面による報告で業務を進めていたという。しかし、誰が既読になったのか不明確、共有した写真や図面データの閲覧期限に制限がある、書類の紛失リスクがあるといった課題を抱えていたとのこと。

 そこで今回は、法人向けに特化したサービスでありながら、LINEと似たわかりやすい操作性を持つLINE WORKSを導入し、これらの解決を図った。

 まずノート機能によって、これまでは書面で管理していた日報、営業の受注報告などのペーパーレス化を実現。テンプレートを活用し、書類ごとに必要となる項目をあらかじめ用意しておくことで、書類作成の負担も軽減している。さらに翻訳機能により、外国人従業員ともスムーズなコミュニケーションが可能になったとのこと。

 加えて、フォルダ機能を利用し、現場の写真や図面などの建築資料を顧客ごとに仕分けして、現場監督や担当営業とクラウド上で共有するようにしたことで、閲覧期限なく資料の確認を行えるようになった。また、施工現場の住所が存在しないといった場合でも、地図データを事務所からリアルタイムで共有可能になり、効率的にサポートできるとしている。

 このほか平林建設では、LINE WORKSで労務管理を一元化したことで、事務処理の効率化も実現した。例えば、日々の体温や体調を報告する際にはアンケート機能を、スケジュール管理にはカレンダー機能をそれぞれ活用。クラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」との連携機能も利用しており、打刻漏れを削減できているとした。

左:独自のテンプレートを活用し、ペーパーレス化を実現
中央:顧客ごとにフォルダ分けし、クラウド上で共有・管理
右:クラウド勤怠管理システムのKING OF TIMEとの連携