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ベストランドがビジネスチャット「LINE WORKS」導入、外部トーク連携機能で人材採用時の負荷を軽減

 ワークスモバイルジャパン株式会社(ワークスモバイル)は10日、茨城県つくば市で宿泊・飲食業を中心に事業展開する株式会社ベストランドが、ビジネスチャット「LINE WORKS」を導入したと発表した。

 従来、ベストランドの人事課では採用活動において主に電話を利用していたが、電話のタイミングが合わず入社スタッフと連絡が取れなかったり、不備書類の返却と再提出の往復に手間がかかったりするため、採用から手続き完了までに数週間を要していたという。また入社後において、雇用関係の問い合わせ対応が増えてしまう現場の店長、回答までに時間がかかることでストレスを感じてしまうスタッフ、両者の負担軽減が課題だったとのこと。

 そこで同社では、LINE WORKSを導入。採用時に渡す雇用契約書に人事課のLINE WORKSアカウントのQRコードを掲載し、外部トーク連携機能によって入社スタッフのLINEとつなぐことで、スムーズなやり取りを実現している。電話とは異なり、お互いに都合の良いタイミングで連絡を取り合えるので、利便性が向上。さらに、給与振込先の銀行口座や本人確認書類を画像でトークに送信してもらうことで、一部の労務作業を前倒しで手掛けられるようになった。

 これにより、入社手続き完了まで2週間かかっていた労務作業が最短数時間で済むようになり、採用から入社までの期間も1週間前後から最短2~3日と大幅に短縮されたとのことだ。

 このほか、ホテルのフロント業務においても活用されている。これまで、夜間にトラブルが発生した際には関係者一人ひとりに電話連絡をしていたが、LINE WORKSを導入した現在は、トラブルの状況を動画撮影してグループトークへ送信するだけで、全員へ同時に情報共有でき、迅速な対応を実現しているとした。

QRコードを雇用契約書に記載し、入社スタッフのLINEと外部トーク連携
トラブル発生時にはグループトークで状況を一斉に共有