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リコー、映像・音声のリアルタイム配信機能を提供する「RICOH Live Streaming API」を提供

 株式会社リコーは5日、映像・音声のリアルタイム配信機能を提供するサービス「RICOH Live Streaming API」を、4月6日から提供開始すると発表した。API連携により、アプリケーションやWebサービスに配信機能を短期間で埋め込めるという。

 RICOH Live Streaming APIは、APIを利用して、映像や音声のリアルタイム配信機能をアプリケーションやWebサービスに簡単に埋め込めるようにするサービス。テレビ会議やWeb会議システムなどの提供を通じてリコーが培ってきた、動画や音声などのメディア帯域制御の技術により、高品質かつ低遅延な映像配信を実現している点が特徴で、4Gなどのモバイルネットワーク環境でも安定した接続を行えるという。

 画質は4K(3840×1920ドット)まで対応し、リコーの360°カメラ「RICOH THETA」などとの組み合わせによって、臨場感あるライブストリーミングを行えるとのこと。

 リコーでは、映像と音声の双方向配信により、さまざまな空間と空間をリアルタイムにつなぐことで、リモートワーク下における遠隔コミュニケーションの活性化に利用できるとアピール。オフィスと現場をつなげる遠隔業務支援や、遠隔トレーニング、遠隔臨場サービス、遠隔医療診断、遠隔接客サービスなどでの活用を想定しているほか、今後の拡大が見込まれる5Gインフラを活用すれば、さまざまな現場や用途への展開が期待されるとした。

 なおリコーによれば、すでにアライアンスパートナー企業との検証を重ねているとのことで、ユニリタの「Store+」、「InfoScoop」など複数のクラウドサービスで利用されているとのこと。今回は、接続時間やデータ量に応じた従量課金形態で正式にサービスの提供を開始する。

 今後は、API経由でパートナーにさまざまな機能を提供するビジネスモデルを構築し、自社プラットフォーム展開の強化を図る考えだ。