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マネーフォワード、4つの製品間での「プロジェクトマスタ」共通化対応を完了

 株式会社マネーフォワードは18日、同社が提供しているバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」の対象製品において、プロジェクトマスタの共通化、および同マスタの機能アップデートを完了したと発表した。

 マネーフォワードでは、「マネーフォワード クラウド」の複数製品を利用するユーザーが、マスタの追加・更新・削除を一度行うだけで、すべての製品のマスタが常に最新の状態を保てるよう、マスタ共通化の取り組みを推進している。

 今回はそうした取り組みの一環として、「マネーフォワード クラウド会計Plus」「マネーフォワード クラウド個別原価」「マネーフォワード クラウド経費」「マネーフォワード クラウド債務支払」の各製品で、2つに分かれていたプロジェクトマスタを共通化した。いずれかのサービスでプロジェクトマスタを編集するだけで、プロジェクト情報が相互の製品間でリアルタイムに自動反映されるため、マスタ管理の工数や転記ミスを削減できるとしている。

 さらに今回は、プロジェクトマスタ機能がアップデートされ、「マネーフォワード クラウド経費」「マネーフォワード クラウド債務支払」で発生するプロジェクトごとの立替経費や外注費などの支払費用、および「マネーフォワード クラウド個別原価」で計算されるプロジェクトごとの原価データが、共通化されたプロジェクトマスタを軸に「マネーフォワード クラウド会計Plus」に集約されるようになった。

 開始日・終了日といった期間の設定や、責任者・副責任者の設定、大規模プロジェクトに対応する階層的なプロジェクト設定が可能になったことで、特に複雑な取引・原価構造を持つIT・コンサルティングなどの業界において、詳細なプロジェクト管理と正確なコスト把握が可能になるとのこと。

 なお今後は、「マネーフォワード クラウド」のほかのサービスについても各種マスタの共通化対応を予定している。