ニュース
Rubrik、AIエージェントの誤作動を可視化・修復する「Agent Rewind」を発表
2025年8月19日 06:30
米Rubrikは現地時間12日、Predibaseの買収完了を経て、「Agent Rewind」の提供開始を発表した。Predibase AIインフラストラクチャーを基盤としたAgent Rewindは、AIエージェントが行った操作を可視化し、アプリケーションやデータに加えられた変更を元に戻す機能を提供する。
Rubrikは、AIエージェントは大きな可能性を持つ一方、人間と同様にミスを引き起こし、予期しない形で業務を中断させてしまう可能性があると指摘する。最近のAIエージェントによるエラー事例は、技術的な誤作動や法的問題から本番環境のデータベース全体の削除に至るまで多岐にわたる。AIエージェントが処理の流れを見失い、効率を優先して判断を誤り、簡単な複数ステップの作業ですらうまく完了できない事例も確認されるなど、その信頼性と効果を損なう重大な課題が明らかになっているという。
Agent Rewindは、これまで不透明だったAIのアクションを可視化し、監査と復元を可能にする。これにより、監査証跡と不変スナップショットを作成して安全なロールバックを実現する。
AIが誤作動した際、Agent Rewindはエージェントのアクション、使用したツール、その影響を明らかにし、各アクションをプロンプト、計画、ツールといった根本原因にまでさかのぼり、関連付けることで、問題発生時の正確な復旧を実現する。
Rubrik Security Cloudを使用すると、ファイル、データベース、構成、リポジトリなど、変更された内容を元に戻せる。また、Agentforce、Microsoft Copilot Studio、Amazon Bedrock Agentsなどの幅広いプラットフォーム、API、エージェントビルダーとシームレスに統合可能で、任意のカスタムAIエージェントにも対応する。