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リコー、360°画像で建設現場の状況共有を効率化する「RICOH360 Projects」
2020年11月10日 12:42
株式会社リコーは10日、360°画像を活用したデータサービス「RICOH360」において、建設現場の状況共有を効率化する「RICOH360 Projects」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。
建設現場では多くの写真が撮影されるが、写真と文書を使った現場状況の記録と共有は手間がかかるという。また、現地に大勢で何度も足を運ぶ上、写真の撮り漏らしによって再訪問をしなくてはならない、遠隔地にいる人には現場に行かないと状況が把握できない、通常の写真だけだと伝わりにくい、といった課題もあるとのこと。
今回発表された「RICOH360 Projects」は、建設現場の業務を360°画像で漏れなく簡単にデジタル化し、共有するクラウドサービスで、こうした課題を踏まえてサービス化された。360°画像は意識的に撮影しなくても周囲の状況が全部写るため、重要な個所の撮影漏れを防止できるほか、視覚的にとらえられる情報量が多いことから、現場に行かないと分かりづらい周辺の様子も、臨場感を持って伝えられるとしている。
撮影は360°カメラ「RICOH THETA」で簡単に行え、そのままクラウドに自動アップロードして共有することが可能。タブレットの図面をタッチするだけで撮影位置をひも付けできるため、オフィスに戻って写真整理する必要がなくなるとのことだ。
さらに、進ちょく状況を簡単に画像で確認できるタイムラインビューや、安全管理面等での是正指示を360°画像に直接書き込める機能なども用意されており、カメラメーカーならではの、使いやすさを追求したユーザー体験を提供するとした。
今後は、現場巡回中に撮影し図面へのひも付けを自動化するといった、建設現場に役立つ機能を拡充していくとのこと。
