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フジパン、「HUE チャットボット」を導入し総務部門での問い合わせ対応自動化を促進

 株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は18日、フジパングループ本社株式会社(以下、フジパン)が、WAPのAIチャットボット「HUE チャットボット」の導入を決定したと発表した。フジパンでは、従業員から寄せられる年間約42万件(推定)の社内問い合わせのうち、まずは15%にあたる約6.3万件の自動化を見込んでいるという。

 約2万3000人の従業員を抱えるフジパンでは、社内ルールや制度に関する問い合わせが総務部門に集中しているが、特に、夜勤者や外国籍従業員への対応が難しく、担当者がコア業務に専念できないことも課題になっているという。

 そこで今回、問い合わせ対応負荷の軽減と利便性向上を目的に、「HUE チャットボット」の導入を決定した。「HUE チャットボット」では、社内規定や業務マニュアルをアップロードするだけで、AIが内容を参照し、自動で回答を生成する仕組みを備えており、管理者による膨大なFAQの作成・更新作業の負担を削減できるほか、RAG(検索拡張生成)による精度の高い応答が可能な点や、メンテナンス性が高い点などが評価されたとのこと。また、ベトナム語やインドネシア語など多言語に対応する柔軟な運用性も、導入の決め手になったとした。

 こうして、24時間対応が可能な「HUE チャットボット」を導入することで、夜勤や早朝勤務の従業員も時間を問わず利用できるほか、従業員はいつでも迅速に回答を得られるようになると、その効果を説明。フジパンでは、年間約42万件にのぼる問い合わせのうち、まずは15%の自動化を見込んでおり、管理者と従業員双方の業務効率化と利便性向上を期待しているとのこと。

 なお、今回は総務窓口での活用を開始しているが、今後は人事関連などへの展開も視野に入れつつ、全体の業務効率化と、担当者のスキルに左右されない正確な回答の提供を図っていく考えだ。