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リコー、360度カメラ「RICOH THETA」を活用した行動分析サービス「RICOH360 - Analysis」を提供開始
2018年12月4日 06:00
株式会社リコーは3日、360度の全天球画像カメラ「RICOH THETA」とDeep Learning（深層学習）による画像認識技術を用いて、店舗、イベント会場、オフィスなどの滞留人数を測定する行動分析サービス「RICOH360 - Analysis」の提供を開始した。
「RICOH360 - Analysis」は、全天球画像カメラのRICOH THETAと、深層学習による認識技術を搭載したクラウドサービスを連携させることで、360度の広範囲にわたって人の滞留分布を計測できるサービス。これまで計測機器の設置が難しかった場所や、展示会や各種イベント会場などで計測を行いたいといった要望に対応する。
サービスでは、RICOH THETAとLTE回線を用いた計測機材をレンタルするため、顧客は機材を現場にセットし、電源供給用のコンセントに挿すだけで計測を開始できる。撮影したデータはリコーのクラウドサーバーに自動で送信されるため、特別な回線工事などは必要ない。また、360度全方位を同時に撮影可能なため、設置の際の細かい画角設定も不要。RICOH THETA1台で半径約6mのエリアを分析でき、複数台を組み合わせることでさらに広範囲をカバーできる。
サービスを適用することで、これまで可視化が難しかった現場の状況を簡単・手軽に数値化し、「どのエリアに」「どの時間帯に」「どれくらい人がいたか」を客観的に把握でき、販促施策の効果測定、集客状況や使用状況などの分析が可能になる。計測したデータの提供に加えて、現場の状況をブラウザーで閲覧できるため、現場の人の動きを視覚的に理解できる。
人物として認識した部分には自動的にボカシが入るため、不特定多数の人が集まる場所でもプライバシーへの配慮が可能。また、この画像をリモートからウェブブラウザー上で閲覧できるため、離れた地点から現場の様子を確認することが可能になる。
