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オプティムのカメラ画像解析サービス「OPTiM AI Camera」、混雑状況の可視化機能をアップデート

 株式会社オプティムは28日、カメラ画像解析サービス「OPTiM AI Camera」の基本プラン「混雑状況可視化」機能をアップデートすると発表した。新規AIモードの追加、混雑予測機能の追加などを行っている。

 OPTiM AI Cameraは、既設の監視カメラを活用し、クラウドで画像解析を行うAI画像解析サービス。2020年10月には、店舗・施設の三密回避に活用できるよう、「withコロナソリューション」の機能も追加されており、すでに多くの飲食店やスタジアム、イベント会場において、新型コロナウイルスの感染対策として利用されているという。

 今回のアップデートでは、より多くのシーンで予測に基づいた対策が取れるようになるため、店舗・施設の運営をさらに強力にサポート可能になるとのこと。

 具体的には、新規AIモードとして、屋内外双方での利用に適した「標準モード」が追加された。AI画像解析は人の密集度合いにより、検出・匿名化に適した手法(=AIモード)が異なるとのことで、以前よりサポートしている、屋内での利用に適した「詳細モード」に加えて標準モードを利用可能にしたことで、混雑状況を正確に再現できるシーンが増えたとした。

 また、「混雑状況可視化」機能で得た混雑推移を学習し、将来の混雑状況を曜日・時間帯別に予測する「混雑予測機能」を搭載した。同機能により、来訪客は混雑する時間帯をあらかじめ確認して、混雑を避けることが可能になる。一方、施設・店舗の管理者は、人が混雑しやすい場所や曜日・時間帯を把握して、入場制限や導線変更などの対策を取れるようになるとしている。

 このほか、「営業時間外設定」機能で営業時間を設定することにより、「混雑状況可視化表示」機能の動作を営業時間のみに限定できるようになった。加えて、「カメラ無通信検知」機能により、一定時間以上画像をアップロードしていないカメラも把握できるとのこと。

 OPTiM AI Cameraの価格は、基本プラン(混雑状況可視化)が、1カメラ(1映像ストリーム)あたり月額2980円(税別)。表示埋め込み利用数オプションは10万回で月額980円(税別)。