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オプティムのAIカメラソリューション「OPTiM AI Camera Enterprise」、車両の検知やカウントなどが可能に

 株式会社オプティムは、AIカメラソリューション「OPTiM AI Camera Enterprise」を11月1日にアップデートし、車両検知関連機能を追加すると発表した。これにより、駐車場の混雑状況可視化や道路の交通量調査、工場での車両侵入監視などでも利用可能になるという。

 OPTiM AI Camera Enterpriseとは、店舗や施設など、業界別・利用目的別に設置されたさまざまな種類のカメラからデータを収集し、学習済みモデルを活用して画像解析を行って、マーケティング、セキュリティ、業務効率などの領域を支援するパッケージサービス。医療機関や小売、鉄道・交通機関など11業種を対象に、学習済モデルを適用したメニューを合計300種類以上用意しており、実用的なサービスを低コストで開始できるという。

 今回の機能追加では、まず、駐車場・施設の駐車・入退場車両や、特定エリアの通過車両のカウント行える「車両カウント・台数予測」を提供する。この機能ではさらに、蓄積データから、蓄積データから翌日以降の駐車場・施設の入場車両台数を予測することもできるため、入場規制やほかの駐車場・施設への誘導といった混雑回避策を事前に準備可能になるとした。

 2つ目は、車両立ち入り禁止区域などに車両が入った場合、メールやアラート音などで通知する「車両侵入検知」で、工場の車両侵入監視、商業施設の営業時間外駐車車両の検知などに利用できるとのこと。

 3つ目の「駐車場における混雑状況の分析・可視化」機能では、カメラ設置エリアごとの混雑度を計測し、複数エリア混雑度をダッシュボードに一覧表示できる。さらに、エリアごとではなく、駐車場全体の車両台数をカウントして混雑状況を表示することも可能としている。

 なお、これらの機能は「AI使い放題パック」にて利用できる。価格は、カメラ1台につき月額1万5000円(税別、以下すべて同じ)。このほかオプションとして、混雑度合いを○×△の記号と、あらかじめ指定したテキストで表現する「駐車場 混雑可視化」機能も提供される。こちらは、カメラ1台につき月額5000円~1万5000円。

 また注意点として、車両検知機能は、既存の人物検知関連機能とは併用できないとのことだ。