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オプティム、カメラ画像解析サービス「OPTiM AI Camera」をリニューアル

店舗・施設の運営を支援する「withコロナソリューション」としても展開可能に

 株式会社オプティムは26日、カメラ画像解析サービス「OPTiM AI Camera」のラインアップをリニューアルし、画像解析サービスの名称変更、ならびにAI統合運用環境サービスの追加を行うと発表した。さらに、店舗・施設の三密回避に活用できるよう、「withコロナソリューション」の機能追加も行っている。

 オプティムでは、店舗や施設などのカメラからデータを収集し、学習済みモデルを活用して画像解析を行うことにより、マーケティング、セキュリティ、業務効率などの用途で活用できるよう支援するOPTiM AI Cameraを提供している。また、OPTiM AI Cameraの一部機能を安価に利用できる「OPTiM AI Camera Lite」もラインアップしている。

 今回はこのうち、OPTiM AI Camera Liteを「OPTiM AI Camera」へ名称変更するとともに、従来のOPTiM AI Cameraについては、「OPTiM AI Camera Enterprise」の名称で新たに展開するという。

 この理由としてオプティムでは、OPTiM AI Camera LiteはクラウドでAI解析するため、リーズナブルな価格で手軽に利用できるエントリー版として提供してきたが、最近はクラウドで解析できることが増えてきたこともあって、メインサービスとして提供することにしたと説明している。

 一方、従来のOPTiM AI Camera(新名称:OPTiM AI Camera Enterprise)は、リアルタイムでのAI解析を必要とする企業のために、これまで通りのシステム構成と価格体系で引き続き提供するとのこと。

 また、以前から提供してきた、画像解析AIモデルの解析・作成・配信サービスをOPTiM AI Cameraのラインアップに追加し、AI画像解析の準備から解析対象の追加・精度向上までを、一括サポートできる環境を整えた。

 さらに新しいOPTiM AI Camera(従来のOPTiM AI Camera Lite)において、以下の2機能を追加した。

混雑アラート機能

設定した混雑率(人数)に達した場合に、その旨を伝える画像を表示する機能。画像は利用企業が任意で指定可能

表示埋め込み機能

施設に設置するデジタルサイネージや施設のWebサイトなどに、混雑状況匿名化表示や混雑アラート表示を行えるようにすることで、施設利用者が事前に混雑状況を確認可能にする機能

 オプティムでは、この両機能を、以前より提供している混雑状況匿名化表示機能と組み合わせることにより、「withコロナソリューション」として、店舗や施設などの三密回避と集客を両立させ、利用企業の施設運営をより強力にサポートできるようになったとアピールしている。

 このほか今回は、ネットワークカメラベンダーとの連携強化を実施し、接続確認済みのネットワークカメラを増加させたとのことだ。