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オプティムのAI画像解析「OPTiM AI Camera Enterprise」、パナソニックNETSのVMS「ArgosView」と連携

混雑状況や特定エリアへの侵入などを「ArgosView」へ通知可能に

 株式会社オプティムとパナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下 パナソニックNETS)は1日、オプティムのAI画像解析ソリューション「OPTiM AI Camera Enterprise」と、パナソニックNETSのVMS(ビデオ管理システム)「ArgosView」との接続検証を完了したと発表した。

 OPTiM AI Camera Enterpriseは、店舗や施設などに設置されたカメラからデータを収集し、学習済みモデルを活用して画像解析を行うことで、マーケティング、セキュリティ、業務効率化などに活用できるサービス。一方のArgosViewは、ネットワークカメラの映像を統合管理できる映像監視ソフトウェアである。

 今回、両製品の連携検証が完了したことにより、ArgosViewの映像データをOPTiM AI Camera Enterpriseで解析可能になった。カメラのストリーム数や運用負荷を意識することなく利用できるので、複数のカメラをネットワーク構築する手間が削減されるという。

 またOPTiM AI Camera EnterpriseのAI画像解析により、混雑(通行人数が多い状態)、一定時間以上の滞在者、特定エリアへの侵入を検知し、ArgosViewに通知することができる。

 例えば、混雑が検知された場合、いつ(時刻)、どの場所(対象カメラ)で混雑が起きたかを管理者にメール通知可能。また検知後には、PC上の監視画面が自動的にマップに切り替わり、対象となる場所のアイコンが点滅すると同時に、対象カメラのライブ映像をポップアップできるので、混雑が起きた場所と状況の把握を瞬時に行える。

 加えて、OPTiM AI Camera EnterpriseからArgosViewへ通知された情報は、ArgosViewの管理画面において、事象種別ごとに複数施設、フロアなどをまたいで検索でき、当該事象の映像を確認できるようにした。

 これにより、「検知種別:混雑」で検索し、複数フロアで発生した混雑の履歴を横断して確認するといった対応が可能。映像を集中的に確認して混雑の傾向を把握すれば、三密回避に向けた対策を効率的に行えるようになるとしている。