ニュース

クラウドAI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」、人数カウントを行うエリアの指定機能などを追加

 株式会社オプティムは20日、クラウドAI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」をアップデートしたと発表した。表示アイコンをカスタマイズする「マスコット設定」、人物検知を行う領域を指定できる「検知領域指定」の両機能の追加している。

 OPTiM AI Cameraは、既設の監視カメラを活用し、クラウドで画像解析を行うAI画像解析サービス。画像解析のための専用ハードウェア導入が不要なため、手軽に利用できる点が特徴で、混雑可視化・人数カウントのリアルタイム配信ソリューションとして、すでに多くの飲食店やスタジアム、イベント会場で導入されているという。

 今回提供される新機能の「マスコット設定」は、匿名化アイコンを、ユーザー指定の画像(3種類まで可)に置き換えられる機能。また、匿名化アイコンの色についても9色から選択可能にした。匿名化アイコンをマスコットキャラクターやイメージカラーで表示できるようになったため、施設・店舗の混雑可視化に加えて、魅力発信のコンテンツとしても活用可能になったとしている。

 2つ目の新機能である「検知領域指定」は、カメラの撮影画像において、人物検知エリアを指定できる機能。これまではカメラで撮影した画像全体から人物を検出し、人数カウントを行っていたが、同機能により、指定領域外での検出を除外して、検出したい領域の人数カウントだけを行えるようになった。これにより、施設・店舗の特定エリアの人数カウントが可能になり、マーケティング活用や三密対策に関する利用シーンがさらに広がるとのこと。

 OPTiM AI Cameraの価格(税別)は、混雑状況可視化の場合、基本ライセンス(同時解析カメラ1台、APIコール回数月間5万回分を含む)が月額2980円、APIコール回数を10万回追加する表示埋め込み利用数オプションが月額980円。