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ネオジャパン、desknet's NEOとの連携を強化したビジネスチャット「ChatLuck V4.0」

「後で読む」や横断検索などの新機能も搭載

 株式会社ネオジャパンは21日、ビジネスチャット「ChatLuck(チャットラック)」の新版「同 バージョン4.0」を提供開始すると発表した。同社の基幹製品であるグループウェア「desknet's NEO」との連携を強化したほか、使い勝手の改善なども図られている。

 ChatLuckは、PC、スマートフォン、タブレットを用いて、個人間やチーム、社内外のコミュニケーションを効率化するビジネスチャット。クラウドサービスの多い他社のビジネスチャットと異なり、クラウド版、オンプレミス版の双方が提供されている点が特徴で、一般企業はもちろん、高い機密性が求められる地方自治体や医療・介護団体など、さまざまな企業・団体で使用されているという。

 今回の新版では、desknet's NEOが持つユーザー/組織マスタ情報を、ネットワークを介してChatLuckに同期できるようにした。すでにシングルサインオン(SSO)は行えるようになっていたが、今回の強化により、ユーザー情報と組織情報を二重管理する必要がなくなったため、管理面での負荷が軽減されるという。

 また、desknet's NEOのポータルにChatLuckを埋め込めるガジェット機能を追加した。ChatLuckに届いた新着情報などを表示する「新着通知一覧ガジェット」、ChatLuckのマイルーム、ルーム、コンタクトを表示する「メッセージ一覧/送信ガジェット」が提供され、わざわざChatLuckを開かなくてもメッセージの確認や送信などが行えるようになったことで、ユーザーの利便性が向上している。

desknet's NEOポータルガジェット

 このほか単体の機能強化では、外出先や移動中、あるいは作業で手が離せない時などに便利な、「後で読む」機能が提供される。自分へのメッセージを受信した際がすぐに対応できない場合などにこの機能を利用すると、対応忘れを防止できるとのこと。

後で読む機能

 さらに、メッセージの内容やファイル名から、マイルームやルーム、コンタクトを横断してメッセージの検索を行える「メッセージ横断検索」機能が追加され、検索時の利便性が向上した。なお、メッセージの送信期間やメッセージの送信者などで絞り込みを行える。

 ChatLuckの価格は従来と変更なく、クラウド版の場合、1ユーザーあたり月額300円から(最小5ユーザー)。パッケージ版は、ルーム数に応じたルームライセンス、ユーザー数に応じたユーザーライセンスのいずれかを購入する必要があり、10ルームまで利用できるルームライセンスが初年度15万円、2年目以降が年間3万円。ユーザーライセンスは100ユーザーで初年度36万円から、2年目以降が年間7万2000円から。