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NTTデータ、RPAソリューション「WinActor Ver.7.1.1」を販売 海外への展開を強化

 株式会社NTTデータは15日、NTT-ATが開発しているRPAソリューション「WinActor」の新版「同 Ver.7.1.1」を販売開始すると発表した。この新版では、日本語で作成したシナリオが他言語環境(英語)で実行可能となるなど、異なる言語を使用する多国籍企業において有効性が見込めることから、NTTデータでは、海外での販売も強化する考えだ。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが製品化した純国産のRPAソフトウェア。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 英語での表示にはすでに対応してたが、今回の新版では、日本語・英語を対象に、WinActor画面のメニューより表示言語を切り替える「言語表示切替機能」を搭載。さらに、言語非依存化機能を新たに利用可能にした。

 NTTデータでは、すでに、2017年から海外展開を進め、NTTデータグループをはじめとする各国の販売パートナーとともにサービスレベルの向上に努めてきたが、新機能により、日本語で作成したシナリオを英語で展開することが可能になるなど、異なる言語を使用する多国籍企業において有効性が見込めるため、39社の販売パートナーを通じて、アジア太平洋地域、欧州、アメリカなど世界76カ国へ販売開始することにしたという。

 さらに、2020年10月末をめどに、アフリカや中東地域にも提供開始する予定で、2024年度末までに、海外の企業・行政機関向けに5000ライセンスの提供を目指すとしている。