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グレープシティ、UIコントロールを提供するJavaScriptライブラリ「Wijmo」新版 バーコード表示などが可能に

 グレープシティ株式会社は19日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」において、新版「同 2020J v2」を提供開始すると発表した。価格は、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用が、1ユーザーライセンスあたり年間12万円(税別)。

 Wijmoは、業務アプリケーション開発をサポートするJavaScriptコントロールセット。年3回のバージョンアップにより最新技術へ対応するほか、ユーザーのニーズに合わせて新コントロールの追加、機能改善などを行っている。

「アコーディオン」コントロール

 今回の新版では、パネルを折りたたんだり展開したりできる「アコーディオン」コントロールを新たに追加した。必要な項目が画面に収まらないほど多くなってしまった場合に、不要な項目を閉じて必要な項目のみを表示できるため、画面の表示領域を確保できるという。

 また、さまざまな種類のバーコードを表示する「バーコード」コントロールを搭載。QRコード、GS1-128(コンビニバーコード)など、26種類のバーコードを表示できる。

 加えてWijmo Enterpriseでは、複数行グリッドの行と列を入れ替えて(転置して)表示できるコントロール「転置複数行グリッド」も新たに提供される。通常の複数行グリッドでは、行が縦方向に/列が横方向に並んで表示されるが、並べ方を逆にして、行を横方向に/列を縦方向に並べ、1レコードを複数列で表示できるとのこと。

転置複数行グリッド

 このほか、フレキシブルなデータ表示を可能にするデータグリッドコントロール「FlexGrid」では、「カスタムエディタ」に対応。セルの編集時に、ドロップダウンやカレンダー、コンボボックス、カラーピッカーなど任意のコントロールを表示させ、ユーザーに快適なデータ入力を提供できる。

カスタムエディタ

 開発環境対応についても強化が行われており、Angularの最新版である「V10」に対応。Vue.jsについても、最新版である「3.0」のベータ版に対応した。なお、正式版リリース後には、そちらに対応するとのことだ。