グレープシティ、JavaScript UIライブラリ「Wijmo」新版をリリース

　グレープシティ株式会社は25日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo」の新バージョン「2018J v2」をリリースした。

　新バージョンでは、Wijmoに収録されているコントロールを直観的に設定できる「Wijmoデザイナ」を追加。Wijmoデザイナを利用することで、デザイン画面上でWijmoに収録されているグリッドやチャートなどのコントロールのプロパティやイベントを編集でき、直観的な操作でアプリケーションに必要なJavaScriptのソースコードを生成することが可能となる。

　また、今回のバージョンから、CSSの拡張言語である「Sass（Syntactically Awesome Style Sheets）」をサポート。ファイルサイズの大幅な軽減が可能で、スタイルをモジュール単位で細分化し定義できるため、開発者は必要なモジュールのみをインポートできる。構文がネストされているのでスタイルが読みやすく、メンテナンス性も上がり、コンパイル時に構文エラーを検出することができるという面からも、開発生産性の向上に貢献するとしている。

　このほか、JavaScriptフレームワークの最新版「Angular 6」や、JavaScriptの標準規格「ECMAScript 2015（ES2015）」に対応。HTMLでカスタムタグ／属性を記述してコントロールを生成できるウェブプラットフォームAPI「Web Components」のサポート（ベータ版）も行っている。

　Wijmoは、1年定額制サブスクリプション方式での販売で、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は、1ユーザーライセンスが12万9600円（税込み）。