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Web開発者向けJavaScriptライブラリ「Wijmo 2021J v2」、地図上に関連情報を付加できる機能などを搭載

 グレープシティ株式会社は25日、Webアプリ開発者向けJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」について、新バージョンの「Wijmo 2021J v2」をリリースした。

 新バージョンでは、これまでベータ版で提供していた「FlexMap」コントロールを正式版として追加した。このコントロールでは、Webアプリに地図を表示し、地図上に関連情報を付加できる。例えば、「地図上に鉄道やバスルートなどの交通情報を表示する」「地図に支店の所在地を表示し、バブルチャートで売上を比較する」「新型コロナウイルス感染患者の病床使用率を都道府県別にヒートマップで表現する」といった使い方ができる。

 また、データグリッドコントロール「FlexGrid」について、列グループ機能の強化を行った。列グループは、グリッドの列項目をグループ化して表示できる機能で、「子階層を折り畳み・展開したい」「横スクロール表示を回避したい」といったニーズに対応する。

 今回の機能強化では、列グループを設定した状態でもドラッグ&ドロップによる列の並び替えに対応したほか、列グループの並び替えと列グループの折り畳みと展開の操作について、アンドゥ(Undo)とリドゥ(Redo)に対応。また、Angular/React/Vue.jsに対応した列グループ用コンポーネントを追加し、これによりHTMLでセルをカスタム表示できるセルテンプレートを定義できるようになった。

 Wijmoは、1年定額制のサブスクリプション方式で販売となり、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は1ユーザーライセンスが13万2000円(税込)。