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グレープシティ、グリッドコントロールの強化などを行ったJavaScriptライブラリ「Wijmo 2019J v2」

 グレープシティ株式会社は21日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを収録するJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」において、新版「同 2019J v2」を提供開始したと発表した。1年定額制のサブスクリプション方式で提供されており、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は、1ユーザーライセンスあたり12万円(税別)。

 Wijmoは、チャートやグリッド、ピボットテーブル、入力コントロールなど、業務アプリケーションに必要とされるさまざまな機能を搭載したJavaScriptコントロールセット。最新技術への対応や、顧客のニーズにあわせた新コントロールの追加、機能改善などのため、年3回のバージョンアップを行っている。

 今回の新版では、まず、多くのユーザーが利用しているグリッドコントロール「FlexGrid」において、セル編集の処理やスクロールの速度を向上させた。また、セルに長い文字列を入力し、列幅に応じて折り返し表示されたときに、文字の行数にあわせて行の高さを自動調整できるようにしたほか、Ctrlキーを押しながらセル範囲をドラッグしたり、セルをクリックしたりすることで、複数のセル範囲を選択できるように機能を改善している。

自動的に行の高さを調整

 「FlexSheet」では、セルを選択した後に、選択領域の右下をドラッグして連続データを入力できる「オートフィル」機能の有効/無効の選択に対応。チャートコントロール「FlexChart」でも、棒チャートや折れ線チャートといったチャートのタイプにあわせて、水平方向または垂直方向に凡例の方向を指定できるようにしている。

オートフィル機能の有効/無効の選択に対応

 このほか今回は、JavaScriptフレームワーク「Angular」の最新版である「同 V8」に対応したとのことだ。