ニュース

Webアプリ開発者向けJavaScriptライブラリ「Wijmo 2021J v3」、アクセシビリティ機能を強化

 グレープシティ株式会社は15日、Webアプリ開発者向けJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」について、新バージョンの「2021J v3」をリリースした。

 新バージョンでは、アクセシビリティ関連の各種機能を強化。例えば、タグ付きPDFの作成に対応し、文書構造を指定するタグをPDFに付与することで、PDFの内容の読み上げ順序を指定できるほか、図や画像への代替テキストの設定、見出しや箇条書き、表などを構造化し、アクセシブルなPDFを作成できる。タグ付きPDFは、OfficeアプリケーションやHTML(Webページ)に変換する際にも構造を保持する。

 また、Wijmoに収録されている全コントロールにおいて、キーボードのTabキーによるフォーカス移動の順序を制御できるようになった。通常はブラウザーに配置された順番でタブ遷移していくが、この機能を利用することで、マウスを使うことなく任意の順序でのタブ遷移が可能となり、システム利用者にとって快適な入力操作を提供できる。

 Wijmoは、1年定額制のサブスクリプション方式で販売となり、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は1ユーザーライセンスが13万2000円(税込)。