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住友電工情報システムの「楽々Webデータベース」が3カ国語対応、ADと連携したSSOも可能に

 住友電工情報システム株式会社は、Excel業務を簡単にWeb化できるソリューション「楽々Webデータベース」のオンプレミス版において、新版を提供すると発表した。多言語対応を行ったほか、Active Directory(AD)の認証システムと連携したシングルサインオン(SSO)機能などを新たに搭載している。なおクラウド版での新機能提供は5月に行われる予定。

 楽々Webデータベースは、業務で利用しているExcelファイルを基に、利用部門の業務担当者自身が簡単にWebアプリ化できるソリューション。当初はクラウド版のみを提供していたが、2019年10月にはオンプレミス版も提供開始された。

 今回はこの楽々Webデータベースにおいて、日本語、英語、中国語(簡体字)の3つの言語を切り替えて利用できるようになった。メニュー、メッセージの表示に加え、利用ユーザー、所属部署の名称も言語に応じた表示を行えるとのこと。

 またオプションを利用することで、ADと連携したWindows OSとのSSOが可能になっており、社内のシステムでADを用いている場合、楽々Webデータベースへのログインを省略して、シームレスに利用できるようになったという。

 さらに、クロス集計機能、複数アプリの結合機能の追加も実施した。クロス集計機能は、複数の項目を軸として集計・分析を行うもので、例えばアンケート集計業務においては、設問を軸にしてクロス集計し、相関性を分析できる。

 一方の複数アプリの結合機能は、複数のアプリを横並びで表示できる機能。別々に管理しているアプリのデータにおいて、キーとなる項目を横並びに表示・集計可能にしている。こちらでは例えば、期初の計画で作成した「部門売上計画」アプリと、期中の売上実績を管理する「売上実績」アプリを結合し、予実の突き合わせなどを実施できるとのことだ。

 このほかオンプレミス版には、バッチ処理機能が追加された。指定時間に起動するジョブ(処理)を設定可能なため、他システムから出力されたCSVファイルをアプリに取り込んだり、楽々Webデータベースの値を自動的に出力し、他システムとのデータ連携を行ったりすることが容易になっている。