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住友電工情報システム、Excel業務をウェブアプリ化する「楽々Webデータベース」最新版を提供開始

複数の帳票出力機能、Excelデータの一括取り込み機能を追加

 住友電工情報システム株式会社は20日、Excel業務を簡単にウェブアプリ化する「楽々Webデータベース」について、1つのアプリから複数の帳票を出力する機能と、既存のExcelデータをそのまま一括登録できる機能を追加した。

 楽々Webデータベースは、Excelファイルをウェブアプリ化することで、Excel業務における問題を解決するクラウドサービス。ユーザーがExcelファイルの配布や収集、集計といった煩雑な作業から解放され、業務効率化を実現できるとともに、最新情報をリアルタイムに共有できるようにする。2019年10月からは、オンプレミス版の提供も開始している。

 今回、新たな機能として、1つのアプリから複数の帳票(Excel/PDF)を出力する機能を追加。これまでは、出力する帳票ごとにアプリを作成して、データをコピーするといった作業が必要だったが、これによりたとえば見積書を作成するアプリから、見積書以外に受注請書、請求書などの帳票を出力するといったことが可能になる。

 また、定型フォーマットで作成された多数のExcelファイルのデータをまとめてアップロードし、データ登録できる機能を追加。これにより、たとえば営業報告書など同じフォーマットで入力された過去1年分のデータをそのまま一括登録することが可能になり、過去の顧客情報の共有、過去データの検索を簡単に行うことができるようになる。

 アプリ作成画面の画面操作についても見直し、操作性を向上。従来は、画面の項目の詳細な編集画面を開く際に、項目を選択、右クリックという2段階の操作が必要だったが、見直しにより項目を選択する1クリックだけで、詳細な編集画面が開くようになった。

 楽々Webデータベースの価格は、10ユーザー、10アプリまで利用可能な「ライトプラン」の場合で月額1万円から。