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住友電工情報システム、Excel業務をWebアプリ化できる「楽々Webデータベース」のオンプレミス版を提供

IT部門から社内サービスとして提供可能に

 住友電工情報システム株式会社は、Excel業務を簡単にWeb化し、業務改善を実現する「楽々Webデータベース」において、オンプレミス版を11月1日より販売開始する。

 住友電工情報システムでは2018年10月より、業務で利用しているExcelファイルを基に、利用部門の業務担当者自身が簡単にWebアプリ化できるクラウドサービスとして、楽々Webデータベースを提供してきた。

 今回はその楽々Webデータベースにおいて、新たにオンプレミス版の販売を開始する。このオンプレミス版では、業務効率化を支援する社内サービスとして、IT部門が楽々Webデータベースを各部署に提供可能になるという。

 こうして、楽々Webデータベースを社内サービスとして立ち上げると、複数の部署で多数のアプリが稼働することになるため、オンプレミス版では、部門ごとのフォルダでアプリを階層管理できる仕組みを導入した。

 例えば、フォルダに部署単位でアクセス権を設定すると、ログイン後に該当部署やグループ専用のTOPフォルダが表示されるようになる。このTOPフォルダ配下にアプリや下層フォルダを配置することで、それぞれの部署専用の楽々Webデータベースとして利用できる。

 また、企業内の階層構造の組織や役職、あるいは業務担当やプロジェクトチームなどのグループを登録し、アプリやフォルダの利用権限や編集権限などの権限を、これらの組織やグループ単位に与えられるようになった。

 これまでは、アプリの権限をユーザー単位で与える必要があったため、人事異動のときには、関係するアプリの権限をひとつずつ設定変更しなければならなかったが、組織やグループ単位で権限を設定すれば、そこに含まれるユーザーには権限が自動的に与えられる。この仕組みにより、人事異動や組織改正のときでも、IT部門が組織情報をメンテナンスするだけで、利用している全アプリの権限変更が自動的に行われるとのこと。

 このほかオンプレミス版には、指定した書式のCSV形式で、アプリのデータを定期的にエクスポートする機能も追加されている。この機能を利用すると、楽々Webデータベースで集められたデータを別のプログラムで読み込むことや、RPAやETLツールで他システムに送り込んで処理するといったことが容易に実現できるとしている。

 楽々Webデータベース オンプレミス版の価格は、10同時接続ライセンスで180万円(税別)から。