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住友電工情報システム、Excel業務をWebアプリ化する「楽々Webデータベース」新版 データの変更履歴管理などに対応

 住友電工情報システム株式会社は26日、ノーコード型エクセル業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」の新版を提供開始したと発表した。データの変更履歴管理などが可能となっている。

 楽々Webデータベースは、ExcelファイルをWebアプリ化することで、Excel業務における問題を解決するソリューション。ユーザーはExcelファイルの配布や収集、集計といった煩雑な作業から解放され、業務効率化を実現できるとともに、最新情報がリアルタイムに共有できるようになるという。当初はクラウドサービスとして提供され、2019年10月からは、オンプレミス版の提供も開始された。

 今回の新版では、データ変更履歴管理機能が追加され、楽々Webデータベースで変更されたデータに関して、変更履歴の確認が可能となった。データを「誰が」「いつ」変更したのかを確認できるため、例えば、複数メンバーでデータをメンテナンスする業務において、意図しない変更が実施されていないか、といった確認を行える。また管理者は、履歴の確認だけではなく、指定した時点のデータへの復元も実施できるとのこと。

 2つ目の強化としては、楽々Webデータベースで登録された画像や添付ファイルを、通知メールに添付可能にした。これにより、楽々Webデータベースに注文データや発注データを登録・変更した際に、担当者に送付するメールに注文書や発注書を添付して送付できるようになったという。

 さらに、条件設定(ロジック設定)にて、現在日付、ログインユーザーID、ログインユーザー名のキーワードが利用可能となった。例えば、データの初期表示を行う際に、現在日付以前のデータの背景色を変更する、入力画面でのログインユーザー名のデフォルト表示を行う、といったロジックを設定できる。