住友電工情報システム、業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」のワークフローオプションを強化

　住友電工情報システム株式会社は14日、ノーコード型Excel業務効率化支援ツール「楽々Webデータベース」の新版を提供開始したと発表した。ワークフローのデジタル化を実現する「ワークフローオプション」の強化などが行われている。

　楽々Webデータベースは、ExcelファイルをWebアプリ化することで、Excel業務における問題を解決するソリューション。ユーザーはExcelファイルの配布や収集、集計といった煩雑な作業から解放され、業務効率化を実現できるとともに、最新情報がリアルタイムに共有できるようになるという。当初はクラウドサービスとして提供され、2019年10月からは、オンプレミス版の提供も開始された。

　今回の新版では、ワークフローオプションにおいて、申請フローの回覧中に、承認者が情報の追記やファイル添付を行える「追記機能」が追加された。

　例えば、楽々Webデータベースで新規の物品購入に関するワークフローを行う際に、依頼者が購入したい商品を記載して申請を開始した後で、途中の承認者である購買部門担当者が商品の見積書を添付したり、コメントを追記したりするといったことが可能になるため、決裁者は、依頼者の購入理由や購買部門の見積書、コメントを確認して決裁するといったワークフローを実現できるとのこと。

　写真などの画像データを、添付ファイル形式だけでなく「画像型」形式で登録できるようになった。画像型で登録された画像データは、楽々Webデータベースで直接表示可能なほか、Excelファイルにもそのままダウンロードできる。商品管理における商品の写真や、報告書に添付する写真などのデータを「画像型」で登録すると、楽々Webデータベースの画面やダウンロードしたExcelファイルにそのまま表示されるので、情報の確認を手間なく行えるとした。

　このほか今回は、一覧表示の表示件数指定や、一覧表示における横スクロールの列固定（表示枠の固定）、自動計算の項目での条件指定、表示データの保護などの新しい機能を、設定のみのノーコードで実現できるようになっている。