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住友電工情報システム、Excelファイルを簡単にWebアプリ化できる「楽々Webデータベース」

 住友電工情報システム株式会社は16日、Excel業務をWeb化し、業務改善を支援するサービス「楽々Webデータベース」を発表した。10月24日より提供開始する。

 楽々Webデータベースは、利用しているExcelファイルを読み込むだけで、もとのExcelファイルのデータに対応したWebアプリを自動生成してくれるクラウドサービス。Webアプリ作成にあたってITスキルは一切必要なく、Excelで行っている業務を利用部門のユーザー自身がWebアプリ化できるとした。

 自動生成されたWebアプリは、当該データの登録、更新、検索、削除、データコピー、Excel/CSV形式でのデータダウンロードやアップロード、PDF帳票出力といった機能を備えており、Webブラウザから簡単に利用できるという。

 さらに、データを埋め込んだExcelファイルをアップロードすると、Webアプリにデータが自動登録される仕組みを備えているので、慣れ親しんだExcelのUIをそのまま利用して作業を継続することも可能。例えば、データを更新したい場合は、Excelファイルにデータをダウンロードし、データを修正してファイルを再度アップロードすることで対応できる。

 また、この仕組みを利用することにより、アンケートや固定資産の棚卸し調査といった、Excelファイルを多数のユーザーに配布・回収して管理者が手作業で集計するような業務でも、回収したExcelファイルをWebアプリに一括アップロードするだけで、煩雑なコピー&ペーストなどの作業なしに集計を行えるとのこと。

 このほか、複数のWebアプリをリンクして相互にデータを参照する機能を備えているため、例えば、営業案件マスタアプリと営業訪問録アプリをリンクし、顧客別の営業案件と訪問状況を簡単に照会する、といった使い方に対応する。また、営業問い合わせマスタアプリ、受注マスタアプリをリンクさせれば、どの問い合わせが営業案件につながったか、受注につながったかといったことも見える化可能とした。

 このほか、簡単な設定で各担当者のデータのみをExcelにダウンロードさせることができる「データフィルタ」機能を搭載。担当者が記入しなければならないデータが一目瞭然(りょうぜん)になるので、誤って別担当者の在庫データを記入してしまうといったミスも発生しないとのこと。

 価格は、10ユーザーまで、アプリ10個まで利用できる「ライトプラン」で月額1万円から。