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サイバートラスト、RHEL 8.1ベースのLinux OS「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」を4月1日に発売

 サイバートラスト株式会社は19日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 8.1をベースに開発したLinux OS「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」を、4月1日より販売開始すると発表した。

 MIRACLE LINUX 8 Asianux Insideは、信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を重視し、日本に開発拠点を置いて開発したLinux OSで、「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」シリーズを改称した後継製品として提供される。

 今回の新版では、従来の特徴を引き継ぎつつ、最新のRHEL 8.1をベースとして開発され、利用可能なハードウェアの選択肢が広がったほか、RHEL 8向けに開発されたソフトウェアをそのまま動作させられるという。

 また、OpenSSL 1.1.1 a、TLS 1.3規格がサポートされましたことに加え、スマートカードやハードウェアセキュリティモジュール(HSM)など、PKCS#11対応デバイスのサポートを強化しており、多要素認証などを活用できるシーンが多くなったとしている。

 なお、Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7シリーズは、国内のエンジニアによる日本語技術サポートなどが評価され、企業向けLinuxサーバー用途に加え、車載システムや産業用コンピュータ、各種アプライアンス製品など、特定業務用機器への組み込みにも採用されるなど、活用の幅が広がっていたとのこと。

 今回のMIRACLE LINUX 8 Asianux Insideでも、組み込み用途での活用を含めて、さまざまな用途に提案していく考えで、5年以上の販売期間、長期間にわたるサポートサービスを提供し、特定業務用機器への組み込みに必要とされる長期安定供給や、基幹サーバーでの利用に必要とされる長期安定運用のニーズに応えていくとした。

 価格は7万8000円(税別)から。