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サイバートラストがHAクラスタパッケージ「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.2」発売、MIRACLE LINUX 8を同梱

 サイバートラスト株式会社は6日、高可用性(HA)クラスタリングパッケージ「MIRACLE CLUSTERPRO X」において、Linux OS「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」に対応した新版「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.2」を発表した。ラインアップや価格などを見直しており、同日より販売を開始する。

 MIRACLE CLUSTERPRO Xは、システムの障害を監視し、障害発生時には健全なサーバーに業務を引き継いで高可用性を実現するNEC製HAクラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」と、Linux OS、サポートを組み合わせたパッケージ製品。

 クラウド基盤や仮想化基盤のHA機能では検出できないソフトウェア障害を検出し、異常を検出した際に、OSやアプリケーションを再起動することでサービス継続を実現するという。

 また一般に、クラウド環境において障害発生時の可用性を確保するためには、データ共有や業務切替などの煩雑な設定をユーザー企業側で実施する必要があるとされているが、MIRACLE CLUSTERPRO Xを用いることで、こうした作業を容易に実施できるとのこと。さらに、サイバートラストがワンストップでサポートを提供するため、障害発生時にユーザー企業側でOSとHAソフトウェアの切り分けを行う必要はないとした。

 今回の新版では、2020年4月に提供開始された最新の「CLUSTERPRO X 4.2」と、2020年3月に提供開始した最新Linux OSの「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」をバンドルし、それぞれのライセンスとサポートをあわせて提供する。

 機能としては、以前からの統合管理ビューア機能による管理・監視機能に加えて、新たにコマンドラインからの構成情報作成、設定機能の追加と、RESTful APIに対応。Ansibleなどと連携した仮想マシンのデプロイからクラスタ構築までの自動化と、RESTful API経由で取得した情報を活用した他アプリケーションとの連携にも対応しており、仮想環境、クラウド環境での柔軟でスケーラブルな運用が可能になるとのこと。

 一方、費用面では、従来のMIRACLE CLUSTERPRO Xのサポート費用を最大31%値下げするとした。ラインアップには、1年/3年/5年のサポート付きライセンスが用意されており、価格は、2CPU/2VMの場合で87万6000円(税別)から。

 なお今回は同時に、CLUSTERPRO XとCentOSを組み合わせた「MIRACLE CLUSTERPRO X for CentOS」も販売開始となる。こちらの価格はは87万6000円(税別)から。