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サイバートラスト、RHEL 7.8ベースのLinux OS「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」

最新ハードウェアをサポート、暗号化機能も強化

 サイバートラスト株式会社は4日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7.8をベースに開発されたLinux OS「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」を、同日より提供開始すると発表した。

 Asianux Server(MIRACLE LINUX)シリーズは、RHELをベースにサイバートラストが開発・提供しているLinux OS。基幹業務に求められる信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を備えており、企業向けLinuxサーバー用途で利用されてきたが、こうした実績を生かして、車載システムや産業用コンピュータ、各種アプライアンス製品など、特定業務用機器への組み込みにも採用されているという。また近年では、製造業におけるファクトリーオートメーションや通信業での導入が加速しているとのこと。

 今回発表された「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4」では、第10世代インテル Xeonプロセッサを含む、最新世代のハードウェアへの対応や、デバイスドライバの改善、また最新の暗号への対応といったセキュリティ強化が行われている。

 加えて、ベースとなっているRHEL 7.8との互換性を持ち、RHEL 7.8向けのハードウェアや、RHEL 7.8向けに開発されたアプリケーションソフトウェアは、Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4上でそのまま動作させることが可能とした。

 なお、Asianux Server(MIRACLE LINUX)シリーズはサポート体制が充実している点も特長で、日本語での技術サポートに加えて、パッチ提供などのリリースポリシーを確立しているため、企業ユーザーが安心して利用できるとのこと。

 さらに、販売開始から5年以上の販売期間、10年にわたるサポート期間が設定され、特定業務用機器への組み込みに必要とされる長期安定供給や、基幹サーバーでの利用に必要とされる長期安定運用のニーズに応えるとしている。

 価格(税別)は、物理サーバー向けの「MIRACLE LINUX Standard Pack」が年間7万8000円から。仮想化環境向けの「MIRACLE LINUX for VM Standard Pack」が年間19万8000円から。いずれも、Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP4とサポートサービスがセットで提供される。