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NTT-ATとAI inside、RPAツール「WinActor」とAI-OCRサービス「DX Suite」が連携動作するサンプルシナリオを無償提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)とAI inside株式会社は13日、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けて連携を強化すると発表した。

 連携に伴い、NTT-ATが開発・提供するRPAツール「WinActor」と、AI insideが開発・提供するAI-OCRサービス「DX Suite」との組み合わせによる、WinActorを活用したDX Suiteへの帳票データのアップロードや、DX Suite からの読み取り結果取得の自動化を可能とするサンプルシナリオの無償提供を開始した。

 提供するサンプルシナリオは、PCにある帳票データ(PDFファイル)を、WinActorによりDX Suiteにアップロードし、AI-OCRで読み取り後に、その実行結果のCSVファイルをダウンロードする一連の基本的な動作を行う。

 WinActorがブラウザーを介してDX Suiteのウェブページに自動ログインし、DX Suiteが用意している「ドキュメント読み込み」や「CSVダウンロード」機能を呼び出し処理する「ブラウザ利用サンプルシナリオ」と、WinActorがDX Suite提供のWeb APIを直接呼び出して処理する「WebAPI利用サンプルシナリオ」の2種類を提供する。

 両社では、サンプルシナリオの提供により、業務自動化・効率化メリットを手軽に体感できると説明。実業務への適用・応用にあたっては、サンプルシナリオをベースにしながら修正・追加などを行うことで、シナリオ作成の負担を軽減し、シナリオ生産性の大幅な向上を実現するとしている。

 サンプルシナリオは、WinActor公式ホームページのサンプルシナリオ掲載ページで提供。利用にあたっては、WinActor、DX Suite双方のライセンス利用が必要となる。

 NTT-ATとAI insideでは、WinActorおよびDX Suite それぞれの製品の充実を図るとともに、連携で得た知見を生かし、サンプルシナリオの提供などを通じて、さらなる企業のDX推進を支援するとしている。