AI-OCR「DX Suite」とSAPジャパンの「SAP SuccessFactors」がAPI連携、人事業務の効率化を支援

　AI inside株式会社は25日、自社のAI-OCR「DX Suite」とSAPジャパンのクラウド人事管理システム（HRMS）「SAP SuccessFactors」がAPI連携したと発表した。なおSAP SuccessFactorsとの連携は、日本のAI-OCRサービスではDX Suiteが初めてになるとのこと。

　DX Suiteは、AI inside独自開発の“文字認識AI”を搭載したAI-OCRサービス。従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字を高精度で読み取れるため、これまでは人力で入力作業を行っていたデータ化業務の自動化を実現するという。一方のSAP SuccessFactorsは、コア人事・給与計算、タレントマネジメント、従業員エクスペリエンス管理、人事アナリティクスなどの機能を備えたクラウド型人事ソリューションである。

　人事業務においては、住所変更届や育休申請などの人事情報に関する手続きが、紙書類によって申請・管理されているケースが多く、手入力作業の業務効率化が課題になっていたとのこと。SAP SuccessFactorsにおいても、従来は紙の申請書類をもとに担当者が手入力でデータ登録を行う必要があったが、今回の連携により、紙書類から文字を読み取ってデジタルデータ化してSAP SuccessFactorsに登録するといった一連のフローを自動化可能になるため、人事業務の効率化を図れるとした。

　なおAI insideでは、連携に必要な専用コネクタを提供開始しており、SAP Storeの専用コネクタ詳細ページより連携の設定を行える。またコネクタは、DX SuiteとSAP SuccessFactorsのユーザーであれば無償で利用できるとのことだ。