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アイティフォー、AIとの対話で社員の本音を集めるモバイルアプリ「ココボイス」を正式リリース

 株式会社アイティフォーは6日、社員の本音を集めるAI対話モバイルアプリ「ココボイス」を正式リリースしたと発表した。

 ココボイスは、社員が匿名で自由に意見を投稿でき、さらに生成AIとの対話を通じて、より深く本音を引き出すアプリ。社員個人のスマートフォンから手軽に利用でき、日々蓄積される声や意見をAIが解析し、傾向や課題を整理した分かりやすいレポートとして経営陣にフィードバックすることで、社員と経営陣のコミュニケーションをより円滑で建設的なものにしていく。

 年1回・定点型になりがちな従来の組織サーベイとは一線を画し、社員が気付いたときに声を届けられる「社員ファースト」の視点から、社員が自律的に組織改革に参加できるとしている。

 個人の特定につながる情報は取得しないため、社員は安心して本音を投稿できる。企業は社員のログイン方式としてメールアドレス認証も選択できるが、あくまで退職者による投稿を防ぐための在籍確認の用途に限定されており、投稿者の特定に結び付く情報は一切開示しない。一方で、分析時の参考情報として、部署や職種などのセグメントは設定できる。

 組織サーベイのように単に意見を投稿するだけでなく、生成AIを組み込み、ユーザーとの対話を可能にしている。AIが寄り添い、返答することで、社員のさらなる投稿を引き出し、思いを深掘りしていく。

 集まった声はAIが集計し、ダッシュボード上で視覚的に分かりやすく表現する。「制度・評価・経営への意見」「成長機会・学習環境」などのラベルごとに組織の課題をまとめる。

 さらに、「会社の〇〇制度についてどう思いますか?」といったアンケートをプッシュ通知で社員に投げかけることができる。社員からの投稿を待つだけでなく、組織が能動的にアプローチすることで、社員のアプリ利用を活発化させ、施策に向けた情報収集にも役立てられる。

 ココボイスは、2月から金融機関・自治体など5団体で、トライアルを含めた稼働が順次開始される。アイティフォーでは、2026年度末までに30件の受注を目指す。今後もユーザーの声を参考に機能の拡充を図り、社員の声を組織改善につなげる人的資本経営支援ツールとして成長を続けていくとしている。