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RPAテクノロジーズ、RPAツール「BizRobo!」とAI-OCRサービス「DX Suite」を連携させるロボットを提供

 RPAテクノロジーズ株式会社は6日、自社のRPAソリューション「BizRobo!」において、AI inside株式会社のAI-OCRサービス「DX Suite」と連携するソフトウェアロボットを提供開始すると発表した。「アップロード・OCR結果出力ロボット」と「レポーティングロボット」の2つを提供する。

 DX Suiteは、AI技術を用いたOCRソリューション。従来のOCRでは読み取りが困難であった手書き書類や、読み取り時にズレやけい線などを含んだ画像についても、高精度に認識可能な特徴を持つという。

 RPAテクノロジーズでは今回、このDX SuiteとBizRobo!をAPI連携することにより、業務の自動化・効率化を可能にするロボット2種類を提供する。

 1つ目の「アップロード・OCR結果出力ロボット」は、DX Suiteへの帳票アップロード/ダウンロードを効率化するためのもの。DX Suiteでは、クラウドへアップロードされた帳票の手書き文字を高精度に読み取ってデータすることが可能だが、DX Suiteへの帳票のアップロード、およびOCR結果をダウンロードする部分は、手動での操作が必要だったという。

 これに対して、今回提供するロボットを利用すると、対象フォルダに置かれた帳票をDX Suiteへ自動的にアップロードすることが可能になる。また処理が完了した際には、ダウンロードと担当者へのメール通知も自動化されるため、帳票のデータ化作業をより効率的に行えるようになるとのこと。

 一方の「レポーティングロボット」では、ロボットがDX Suiteの処理量を監視し、利用料がオーバーしそうな場合に、アラートの通知メールを送ることができる。DX Suiteの利用料金は従量課金制のため、金額を把握するために、管理者は定期的にDX Suiteにログインし、処理量を確認する必要があったが、このロボットを利用することで、そうした業務を省力化できるとした。

 なお、ユーザー企業の環境に特化したロボットを作成したい場合は、これらのロボットをベースに個別開発することも可能としている。