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アライドテレシス、無線LAN AP「AT-TQ5403」を機能強化

1チャンネルブランケットあたりの接続可能クライアント数を拡張

 アライドテレシス株式会社は5日、802.11ac対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403」の機能強化を行うと発表した。

 AT-TQ5403は、IEEE 802.11a/b/g/nと802.11ac Wave2(2ストリーム)に対応し、最大867Mbpsの通信が可能なアクセスポイント。2.4GHz帯用に加えて2つの5GHz帯用(W52/W53帯用、W56帯用)ラジオを搭載しており、それぞれを同時に利用できることからトータルのスループットが向上するほか、多数の端末を分散させてバランスよく処理することもできる。

 また、自律型無線LANソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」のアクセスポイント制御技術を発展させたAWCチャンネルブランケット(以下、AWC-CB)に対応。1台のアクセスポイント上で、セル方式とブランケット(シングルチャンネル)方式を同時に動作可能にしており、両方式のそれぞれのメリットを生かした、ハイブリッドワイヤレスシステムを実現できる点も特徴とした。

 今回の機能強化では、このチャンネルブランケットで運用可能な端末数を拡張した。具体的には、1チャンネルブランケットあたりの接続可能クライアント数を最大200台から500台へ増加させている。なお、チャンネルブランケットは2.4G帯とW52帯それぞれ2つ、最大4つのブランケットを作成できるとのこと。

 AT-TQ5403の価格(税別)は9万6000円だが、12月末まではキャンペーン価格(税別)4万8000円で提供されている。今回拡張された機能は、11月5日より提供開始された新ファームウェア「AT-TQ5403 Ver.5.1.1」で利用可能だ。