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アライドテレシス、アクセスポイント故障時の対応を簡素化 機器の入れ替えだけで無線LANを自動復旧

アクセスポイント「AT-TQ5403」など3モデルのファームウェアをアップデート

 アライドテレシス株式会社は7日、無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403」「AT-TQm5403」「AT-TQ5403e」のファームウェア新版「ver.6.0.3-0.1」を提供すると発表した。アクセスポイントが故障しても、機器の入れ替えだけで無線LAN環境を自動復旧できるようになったという。

 今回新ファームウェアが提供されるAT-TQ5403、AT-TQm5403、AT-TQ5403eの3モデルは、IEEE 802.11acに対応し、2.4GHz帯と2つの5GHz帯の同時使用が可能な、3ラジオ搭載型アクセスポイント。

 今回の新ファームウェアでは、これらのアクセスポイントの入れ替えを行う場合に、機器を交換するだけで設定を自動復旧するAMFオートリカバリー機能を、より簡単に活用できるようになった。

 同機能を活用する場合には、従来、DHCPサーバーへの設定とAWC(Autonomous Wave Control)ライセンスが必須だったが、今回のアップデートにより、アクセスポイントの故障で無線LAN提供エリアの一部が不通になったとしても、事前設定や追加ライセンスを必要とせず、そのまま機器の差し替えを行うだけで、提供エリアの自動復旧が可能になったとのこと。

 故障した機器を、工場出荷状態でコンフィグなども未設定の機器に交換するだけで復旧を実現でき、技術的な知識も不要なため、情報システム担当者の運用管理工数を削減し、効率的で安定した無線LAN環境を実現するとしている。